魔法の言葉(15)

昔は性善説というか、博愛主義というか
そんな考えを持っていました。


そのころよく使っていた言葉に
「この人は本当はいい人なんだ」
というのがありました。
自分にとって困った人でも『いい人』だと
必死に思い込もうとしていたのです。


今は違います。その代わりに使う魔法がこれです。

「そういう人なんだ」


その人が“本当”にどうかは私にはどうでもいいことです。
私にとって困った人なら「困った面を持った人」です。
認知を歪めることはありません。