見えるものと見えないもの

世界には目に見えるものと見えないものがあります。
占いが扱うのは目に見えない世界です。


現代に生きる多くの日本人が占いをまやかしか胡散臭いものと思っています。
これはこれでひとつの智慧であり、間違ってはいません。
目に見えない世界は扱いを間違うと危険なのです。
例えるならお酒を飲みすぎるとリバースしてしまうように、
ハマりすぎるとよくありません。
ただ、お酒でほろ酔いする分には百薬の長ともなりうるわけで
要はバランスだと思います。
(飲みすぎることが多々あるのと一緒で簡単にはバランスが取れないのですが)


あたる占いをはじめて聞いた人はおそらくその精度に驚きます。
少なくとも口から出まかせや無難なことばかり言うと言ったレベルではないことを知るからです。(ここでハマりすぎないように注意しましょう)


占いを命卜相*1で分類する方法があり、タロットはこの中で卜占に含まれます。


『なぜタロットはあたるのか?』


の問いに対する答えは占う人の数だけあると思いますが、
私は分岐する川の流れに1枚の葉を落とすようなものだと考えています。
葉っぱは流れに沿って自然に太い支流の方に流されていきます。
つまり可能性の高い未来を示しているのです。
当然近い将来のことほど当たりやすく
遠い未来のことほど当たりにくいです。(支流がたくさんあるため)
実際には細い支流に流れ込むこともあるわけで、
これが占いが「当たるも八卦当たらぬも八卦」という理由だと思います。
占いを信じる人ほど当たるというのも、結果を見て信じることで
自然に太い支流に入るからだと考えています。


タロットで未来はわかりません。未来は未知なのです。
タロットでわかるのは現在。
過去・現在・可能性の高い未来を知ることで、
現在を俯瞰して見ることができるのです。