麻雀で語る人生論
私は麻雀が大好きです。
貧乏なので、お金はかけませんけど。
麻雀は4人で遊ぶゲームで最初は同じ点数(点棒)を全員が持っていて
それを奪い合うゲームです。
初め全員に13枚の牌が配られ(配牌)
場に伏せられた牌(山)を順番にとってきて(ツモる)
一枚とった人が一枚自分の前にいらない牌を表にして捨てます。(捨て牌)
相手の牌はそれぞれ自分の方を向いているので
他人が見ることはできません。
ツモっては捨て、ツモっては捨てを繰り返し
少しずつ自分の牌(手牌)を整えます。
最終的に手牌が整った段階を聴牌(テンパイ)と呼び、
自分の手牌が完成される牌(アタリ牌)をツモるか、
他の人(他家)が捨て牌にその牌を出すと上がりになります。
他家から出た牌で上がることを『ロン』といいその相手から点数が貰えます。
自分で上がり牌をツモったときは『ツモ』といい他家全員から分担して
点数を貰います。
細かいルールはまだありますが、大まかに麻雀のルールは以上です。
私はこの麻雀には上達の段階があると考えています。
- 自分の手牌だけを見て上がりに向かっている段階
- 自分の手牌と他家の捨て牌を見て上がりに向かっている段階
- 2.に加えて他家の考えを想像して上がりに向かっている段階
- 山の中の牌や他家の考えは、手牌と他家の捨て牌から想像することはできても、決して知ることはできないと知る段階
- どんなに一生懸命上がりに向かっても、どうにもならない時があると知る段階
- 実は他家も敵ではなく一緒にゲームをしている仲間だということを知り、現在行っている対局が二度とこない貴重な一瞬であることを知る段階
人がもつ人間関係や地位・名誉・財産に
麻雀の点棒を置き換えてみると
いくつかの面白いことに気がつきます。
まず、多くの人が1.の段階で必死に争っていること。
2.の相手の行動を観察したり
3.の相手の考えを想像できる人はむしろ少ないはずです。
さらに上の4.や5.の試練にぶつかる
とうまく対処できず、苦労する人続出です。
6.に気がつく人は、ほとんどいないでしょう。
気づいた人は、きっつい5.を体験されたはずです(笑)
しなくていい苦労はしなくていいですが、
苦労のない人生などないと私は考えています。
変えられるのは、それに対して
どう対処するかだけではないでしょうか?