もてなしのこころ

茶道という道があります。
何も知らないのに華道のつぎは茶道を語るんかい!?
というつっこみは例によって大歓迎です(笑)


最近はペットボトルのお茶もずいぶん美味しくなりました。


ところで、成分・香り・温度がまったく
同じペットボトルのお茶とお茶室でたてたお茶を
同じお茶室で同じ器でいただいたとき
感じる味は同じでしょうか?


私はNOだと思います。
科学的には味覚、嗅覚、視覚から入ってくる
情報が同じなので感じ方は同じはずです。


でもひとつだけ違うものがあります。
それがお茶をたてた人の気持ち、
「もてなしのこころ」です。


はァ?という声が聞こえてきそうです(笑)


私は茶道で飲むお茶はお茶を飲んでるというよりも
たてた人の気をいただいているのではないかと考えています。


いい年したおじさんがおふくろの味と言って懐かしむのは
脳が快感として記憶している情報だからというより、
母の気を懐かしんでいるのでしょう(笑)